好きなキャラクターで車全体をラッピングしたいわゆる「痛車」。
自分の車も「痛車」にしたいと思っても、お金がいくらかかるか分からないし、作り方も分からないという人が多いようです。
■どうやって痛車にするの？
そもそもどのような車を痛車に改造するべきなのでしょうか。
実際、車そのものより痛車の命であるステッカーにお金をかけた方がより理想に近い痛車をつくりあげることができます。
できるだけ車体にかけるコストを抑えるためにも中古車での購入がおすすめです。
痛車にする車種として人気が高いのはヴィッツなど丸みを帯びた車やスポーツカータイプの車ですが、周りに差をつけるために筆者がおすすめしたいのはマツダの「CX-5」です。
この車種で痛車を作っている人はなかなか見かけませんので、よりご自分の好きなキャラを目立たせることができます。
中古車なら新車の半額以下で購入することも可能なので挑戦しやすいですよね。
ネットでCX-5を探すときにおすすめしたいのは車選び.comという中古車サイトのCX-5のページです。
カラーや価格帯など細かい条件で絞り込み検索ができるので、よりイメージに近い車をカンタンに見つけ出すことができます。
車幅や車高を指定しての検索もできるので、カスタムするクルマを探すのにピッタリだと思います。
車を入手したら、次は全体のデザインをどうするかです。こちらは作成方法や値段が変わってきます。
基本的には、好きな絵を大きなステッカーに印刷をしたものを車のボディに貼るのですが、そのステッカーがロゴのみのカッティングシートか、キャラクターのみのカッティングシートかによって違いが出ます。
背景も含めたキャラクターのステッカーをボンネットやドアに貼るということになると、またまた値段が変わります。
さらに車全体にフルカラーでステッカーを貼るとなると、価格は高くなります。
それに加え、どんな車に貼るかでも値段は違ってきますし、もとにする絵のデータがどう作られているかによっても違います。
もとのデータがちゃんと作られていれば、そのまま印刷すればいいので手間がかからないのですが、拡大することで画像が荒れたり、印刷時に色の変更や調整をする必要があったりする場合は手間がかかるので値段もかかります。
痛車を作る時に業者が一番手こずるのがデータの調整のようです。
画像作成の知識があり、自分で作れる人なら問題がないのですがあまり知識がないのに、注文ばかり多いと調整が大変なようです。
データはインターネットで送信できるので、自分でステッカーを貼る場合は自宅より遠い業者にも注文できます。
打ち合わせはメールや電話で全てできるので、納得が行くまで相談できます。
■根強い人気の痛車キャラは？
痛車はどんどん愛好家が増えてきているので、日本中でミーティングや展示会、フェスティバルが開かれています。
痛車に描かれているキャラクターで人気なのは、けいおんやハルヒ、ミク、エヴァなどです。
エヴァンゲリオンは多くのファンがいるだけに痛車ファンの間でも人気が高いようです。
こちらはセブンイレブンが販売したもので、エヴァのメカニックデザイナーである山下いくと氏がデザインしたものです。
一般の痛車と同じように、カッティングシートでコーティングされているので、これも立派な痛車です。
ちなみにお値段は1,600万円で、限定1台の販売です。
出典：週刊アスキー
初音ミクも痛車ファンの間では根強い人気を得ています。
2014年のカーレスSUPERGT GT300クラスで、初音ミクをペインティングしたBMWがシリーズチャンピオンを獲得しています。
いろんなデザインの初音ミクがありますが、中でもすごいのがニコニコ動画のゲームイベント「闘会議2015」の自作ゲームエリアに参加した痛車です。
車の後ろにプレイステイション３を搭載してゲームができるようにしてあるのです。
出典：Gigazine
■最近人気が出ていている痛車キャラは？
痛車も歴史が長くなり、毎年展示イベントが続くようになってきて、ボディに描かれているキャラも多少の変化が感じられるようになりました。
根強い人気のエヴァやミクに加え、「とある化学の超電磁砲」や「魔法少女リリカルなのは」なども多く見かけるようになりました。
「とある化学の超電磁砲」は人気が高く、痛車のプラモデルまで多数販売されています。
出典：上総の写真
「リリカルなのは」の痛車も人気です。
出典：秋葉原UDX駐車場ブログ
面白いところでは、「妖怪ウォッチ」の痛車も増えています。
他のアニメのキャラが描かれた痛車を見ると、オタクというイメージを持つ人も、妖怪ウォッチだと「かわいい！」となるから不思議です。
妖怪ウォッチなら、子供もたくさん寄ってきます。
わりと市民権を得やすいから増えているのかもしれませんが、遊び心もあって見る方も楽しめます。
出典：Twitter