もしかしてダメですか...?痛車は車検に通るのか!?

4e8169b30b4914411067244aa51b9f6c_s

痛車とは、車のボディにアニメやゲームなどのキャラクターやロゴを塗装したり、ステッカーなどを貼ったりしている車のことです。
ボディの部分に絵が描いてあるだけなら問題はなさそうですが、中には窓に絵やステッカーがあったり、装飾がついていたりする車もあるので、車検に通るかどうか疑問に思う人も多いようです。

痛車のほとんどは、大きなステッカーを作って車に張り付けています。
最近ではパソコンでデータを作成すると、それをもとにステッカーを作ってくれる自動車工場などもたくさんあるので、誰もが簡単に自分の車を痛車にすることができます。

■車検時の痛車の定義は?

untitled
車検は定期的にその車が安全に使用できるものかどうかを検査するもので、日本の法律では2年に1回(新車は初回のみ3年に1回)行わなくてはいけません。

車検は義務なので、受けなければ「無車車検車運行」ということになって、罰則があります。
この車検で、車の点検と整備を行うのですが、その中に「外観検査」というものがあります。

本来はボディの傷やへこみ、ヘッドライトが点灯するかどうかなどを検査するのですが、窓のフィルムについての検査もあります。
フロントガラスと、運転席、助手席側のガラスには車検のシールや点検ステッカー以外は貼ってはいけないことになっているので、痛車の外装ステッカーがそこに被っていたらNGになります。

これは、運転に支障があるという理由からなので、リアガラスやボンネットには、自由に貼って大丈夫です。
痛車の中には、車の中が真っ暗で外がほとんど見えないようなデザインにしているものもあって、本当に車検が通るの?と思うこともありますが、フロントガラスと運転席、助手席の窓の可視光線透過率が70%あれば問題ないという基準になっているので、極端に言えば、それ以外の窓は板を
貼ったような状態でも大丈夫なのです。

■痛車専門の業者がある?

15724700637_1882edea0d_z
最近は痛車もそうめずらしくはなようで、全国チェーン展開しているような大手の自動車整備工場に車検で出すと、伝病の車の色のところに「痛車」と表記されます。

また、そういった大手の自動車整備工場が車に関するイベントをやる場合、中古車の展示だけでなく、痛車も展示されるのでファンの間では人気があります。
痛車を専門にデザインしている会社もあります。

そういう会社では、メインのキャラクターを指定すれば、オリジナルの背景をデザインしてくれるので、他の誰とも同じにならない自分だけの痛車を作ることができます。
専門の会社なら、デザインに凝りすぎて車検に通らないという失敗もあいりません。

車検に通ることを前提でデザインしてくれるので安心です。
最近では車だけでなく、「痛単車」や「痛チャリ(自転車)」までデザインしてくれる会社もあります。

車を車検に出す場合、ディーラーや個人の自動車整備工場、ガソリンスタンド、大手のチェーン店など、たくさんのところに出すことができます。
もちろん、どこに出してもちゃんと点検・整備をしてくれて車検も大丈夫です。

一般の車の場合は、ディーラーによる車検の方がスタッフの知識や技術がしっかりしていて、その後の保障もしてくれるので安心といわれていますが、痛車の場合は痛車を専門に扱っている業者の方が安心と言われています。
ディーラーの場合は、あくまでも純正の車が基準となっているので、痛車の場合専門に扱っている業者の方が車検に通りやすいようなアドバイスや改良を加えてくれるからです。

せっかくきれいにデザインされたボディを、車検に通らないからといって全て消すというようなことにならないためにも、専門の業者を選ぶことをおすすめします。業者を選ぶときは車検比較.comが便利ですよ。
車検だけでなく、売りに出す時にも痛車の場合は普通のディーラーや中古車下取り業者だとかなり安く買い取られる恐れがありますが、専門の業者だと高めに買い取ってくれることがあります。